石垣島アクティビティ|“風がすべてを運んでくれた気がした”体験特集
石垣島アクティビティの中で“風”という存在が特別な意味を持った体験があるようです。風がただ吹いているだけなのに、その風が思考や感情、さらには重たい空気までも運び去ってくれたように感じたという声もありました。五感の中でも風は触覚に近く、同時に聴覚や嗅覚にも影響を与える自然現象でありながら、心にまで作用するような場面に出会えることもあるようです。今回はそんな“風がすべてを運んでくれた”ように感じられた体験を集めてご紹介します。
カヤックの上で吹いた風に緊張がほどけたという体験があった
石垣島の川や海で行われるカヤック体験では、最初は緊張していたけれど風が顔をなでた瞬間に力が抜けたように感じたという声もありました。パドルを握る手に力が入りすぎていたことに気づかされ、風が“だいじょうぶ”と言ってくれているようだったという方もいたようで、その瞬間に周囲の景色がすっと体に入ってきたという話もありました。
強くない風が背中を押してくれたように感じたという時間があった
マングローブの中をゆっくりと進んでいたとき、ほとんど風がないと思っていたのに背中側からやさしく押されるような風を感じたという人もいたようです。その風がちょうどよく、自分のペースを整えてくれるように感じたことで焦りが消えたという声もありました。誰かのサポートではなく、自然そのものが味方になってくれたような感覚だったという体験もあったようです。
風に吹かれていたら泣きそうになったという感情があったという声もある
何が理由かわからないまま、ただ風に吹かれていたら涙が出そうになったという体験もあるようです。それは悲しさではなく、肩に乗っていた何かがすっと流れていったような感覚で、自分の奥にあった疲れや思いが風によってどこかに運ばれたように感じたという声もあります。説明はつかなくても“その風が自分に必要だった”と実感できた時間だったという話も聞かれます。
音がすべて風に変わった瞬間があったという体験も見られた
夕暮れ時、あたりが静かになってきたころ、風の音だけが耳に残ったという体験があったという方もいました。人の声や鳥のさえずりすら遠くに感じ、ただ“風が鳴っていた”という記憶が残ったその時間は、無音ではないけれどすべてが風に吸収されていたような空間だったとも語られています。耳を澄まさなくても自然と聞こえてくる風の存在が、その場のすべてを包んでいたかもしれません。
香りを風が運んできた瞬間に場の印象が変わったという声があった
森の中や草地を歩いていたとき、風に乗ってどこかから香りが運ばれてきて、その瞬間だけ空気が変わったように感じたという体験もあるようです。それまで気づかなかった植物の匂いかもしれませんし、湿った土の香りかもしれませんが、それが風によって自分のもとに届いたことで、歩いていた道が急に意味のあるものになったように感じたという人もいたようです。
パドルを漕ぐ音と風の音が重なってリズムになっていたという体験があった
カヤックで川を進んでいたとき、自分が漕ぐパドルの音と吹いてくる風の音が重なり、自然なリズムを刻んでいたように感じたという声もありました。その音がガイドの声よりも印象に残っていて、風が参加者と会話していたようにも感じたという人もいたようです。自然の一部として風が“そこにいる”と感じられた体験だったかもしれません。
風が止まった瞬間の静けさが逆に印象的だったという人もいた
常に風が吹いていたわけではなく、ふと風が止んだときにその存在の大きさに気づいたという体験談もあります。動いていた空気が止まるだけで周囲の音が変わり、自分の呼吸が急に大きく感じられるようになったその瞬間に、風の力を実感したという方もいたようです。動きがなくなったからこそ、風がどれだけ心地よかったのかが際立って感じられたのかもしれません。
自然体でいられたのは風があったからだと感じたという体験もある
石垣島の自然体験の中で、無理せず自分のままでいられたのは風があったからかもしれないという声もありました。空気が重く感じることがなかったのは、風が場を整えてくれていたからだと後になって気づいたという話もあり、心を構える必要がなかった時間には風の存在がそっと寄り添っていたようです。