石垣島アクティビティ|“スマホを忘れて正解だった”五感で感じる体験
“記録しないことで記憶が濃くなった”という実感
旅の記録をスマホで残すことは今や当たり前の時代だが、石垣島での一部アクティビティでは「スマホを使わなかったことが正解だった」と感じたという参加者の声が多く寄せられている。あえて画面から離れ、風景を“そのまま見る”という選択は、予想以上の没入感と満足感を生むことがあるようだ。今回は「五感で感じる体験」をキーワードに、スマホを置いたからこそ深まった自然体験をまとめる。
“画面越しでは伝わらない”景色に出会えた
石垣島の自然は、その場に身を置いた人にしか伝わらない要素が多い。光の揺れ方、風の匂い、遠くの波音。写真に収まらないこうした要素が、実際にその場に立つことで五感に飛び込んでくる。「撮ろうと思ったけど、ただ眺めていた方がよかった」「写真より感覚が記憶に残った」という感想が多く見られた。
“カヤック中にスマホを持たなかった”という安心感
カヤックやSUPなどの水上アクティビティでは、「スマホを水没させたくないから置いていった」という参加者も多いが、その結果として「集中できた」「何も気にせず自然と向き合えた」と語る人が多かった。防水ケースに入れていてもつい操作してしまうものだが、“持たない選択”がより深い自然体験へと導くことがある。
“写真を撮らない代わりに見つけた感覚”
スマホのカメラを起動せずに過ごした時間は、思っていた以上に情報量が多い。鳥の動き、水のきらめき、葉の揺れといった、動きのある自然に対して集中できたという声も。「撮ることを考えなかったから、もっと丁寧に見ていた」「五感がクリアになった気がした」など、“見る”という行為そのものが変化したことを感じる参加者もいた。
“風の匂い”や“水の音”を感じられた時間
スマホを使わなかったことで、嗅覚や聴覚に意識が向いたというケースもある。たとえば川辺で「水の流れの音に耳を澄ましたら、鳥の羽音も聞こえた」といった発見や、「風が湿っていることに気づいた」など、画面では得られない感覚への集中ができたという声があった。これらは五感を使うからこそ得られる“旅の記憶”といえるだろう。
“会話も少なめ”で自然と向き合えたアクティビティ
五感に集中できた体験の多くは、同時に“静かな時間”でもあった。ガイドの説明も最小限で、参加者同士の会話も抑えめ。視覚・聴覚・触覚などが刺激される中で、「声がいらない時間だった」「自然のBGMに包まれた」という評価が多く、スマホを使わず会話も控えめという状況が、より一層自然との距離を縮めていた。
“記録がないからこそ”思い出がよみがえる
体験後に「撮っていなかったのに、細かく覚えている」という声もあり、スマホによる記録がなくても、むしろ鮮明な記憶として残ることがある。光の色、空の高さ、体に触れた風など、写真では捉えられない“感覚の記憶”は、長く残りやすいのかもしれない。「アルバムはないけど、何度も思い出してる」という意見も多かった。
“スマホを使わないことに最初は不安だった”という本音
もちろん最初は「撮らなきゃ」「調べなきゃ」とスマホを手に取る癖が出ることもある。だが、あえて持ち歩かない・機内モードにするなど、少しの工夫で“スマホから距離を取る体験”が実現できる。「初めは不安だったけど、結果的に良かった」「次の旅でも意識してみたい」という参加者の声は、現代の旅におけるヒントになりそうだ。
“自然と向き合う旅”のスタイルとしての選択肢
五感をフル活用して自然と向き合うためには、あえてスマホをオフにするという選択も有効だ。石垣島には、情報を遮断し、自然とつながるための静かな環境が整っている。強制ではないが、「忘れたから良かった」「なくても困らなかった」と思える体験が、豊かさや旅の質を見直すきっかけになるかもしれない。